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◇内容
「ボクと勝負しないか?」
唐突に彼は言ってきた。色を触媒として呼びたいものを招くことができる「名詠式」。
そんな名詠を学ぶ学校で一つの約束が交わされた。
不可能のようなそれぞれの約束に向けて二人は別の道をゆき…。
◇特徴
異世界ファンタジー。
心情・風景の描写がとても綺麗。
過去と現在が効果的に表現されている。
「セラフェノ音語」というオリジナルの造語が用いられている。
純粋な恋愛要素あり。
第18回ファンタジア長編小説大賞 佳作受賞
このライトノベルがすごい!2008 トップ10入り
◇レビュー ★★★★★(5/5)
個人的に一押しのライトノベルです。
綺麗。とにかく色と音と心情が綺麗な作品です。
表紙・挿絵の絵も繊細さのある水彩でとてもマッチしています。
過去に交わされた約束と現在のつながり、に切なさがあり感動しました。
話の中心となる「名詠」もよく作られています。
「セラフェノ音語」という造語が使われているのですが、
これが後の巻で大きな複線となっています。
しっかりとした文法に基づいているため解読が可能なようです。
私も時間があったら解読に挑戦してみたいのですが…。
また、この作品の作者がネット上で用語等の解説をしています。
細やかな音の部屋細やかな音の部屋TOP>Novel>用語
(※4巻までの内容を含みます。ネタバレ注意)
本編で語られなかった情報が載っていて
読むと面白さが一層増します。
感動したい、素直なものを読みたい
という方にオススメの一冊です。
◇補足
1から6巻まで発売。
◇関連
黄昏色の詠使い Ⅱ 奏でる少女の道行きは黄昏色の詠使い Ⅲ アマデウスの詩、謳え敗者の王黄昏色の詠使い Ⅳ 踊る世界、イヴの調律
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