2008/04/10 キノの旅―The beautiful world : ライトノベル関連
![]() | キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (2000/07) 時雨沢 恵一、黒星 紅白 他 商品詳細を見る |
◇内容
『世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい』
-The world is not beautiful. Therefore,it is.-
主人公「キノ」と話す二輪車「エルメス」が、
価値観も生活水準も全く異なる国々を旅していく。
それぞれの国で待ち受けているものは…。
◇特徴
1つの国の話を1話とした短編形式。
皮肉的・寓話的要素が多く、考えさせられる事が多い。
価値観の違いというものがよく分かる。
若干グロテスクな要素を含み。
このライトノベルがすごい! 3年連続 トップ10入り
◇レビュー ★★★★☆(4/5)
ライトノベルとしては若干異色な感じがする作品です。
面白いのですけど、素直な面白さではなく、
ちょっと考えさせられて、唸るような面白さです。
グロテスクな描写もありますし、
この辺は好き嫌いが出てくるかもしれません。
短編集のような形ですが、なかなかの読み応えがあります。
読んでいるうちに自然と警戒心がついてくるような展開ばかりですし、
1話を読み終えるまで気が抜けません。
短編好き、寓話好きな方にはオススメの作品です。
(1巻を読んで、「嫌い・合わない」以外であれば次巻以降も読んでみることをオススメします。)
◇補足
現在11巻まで発売中。
次巻以降から「あとがき」の存在が顕著になってきます。
作品とは別に「あとがき」だけでも十分楽しめたりします。
またこの作品のパロディーとして「学園キノ」があります。
同じ作者が書いているのですが、まさしくパロディーなので注意が必要です。
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