2008/05/05 ある日、爆弾がおちてきて : ライトノベル関連
![]() | ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫) (2005/10) 古橋 秀之、緋賀 ゆかり 他 商品詳細を見る |
◇レビュー ★★★★☆(4/5)
──一九四×年八月六日の、十一時五十九分五十九秒。
それが原ミチ子の”今”なのだった。
時間をテーマにした短編物語。
それぞれの話で生きる時間軸が異なっている、
男女の不思議な出会いが書かれています。
話ごとに扱う”時間の流れ”が異なり、
こうもバリエーションを膨らませられるのかと感心しました。
死んで”止まってしまった時間”や、
ひょんなことから”遡ってしまう時間”
などいわゆる時間モノを存分に楽しめることが出来ます。
中でも「むかし、爆弾がおちてきて」というのは好きでした。
ほとんど時間の流れのない空間に閉じ込められた少女
との出会いの話です。
短編じゃちょっと物足りないくらい素晴らしい話でした。
時間モノが好きな方、
少し切ないけど良い話を読みたい方にオススメです。
◇補足
一巻完結。
※実験的にレビューの方式変えてみました。
どっちの方がいいんでしょうか…?
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