2008/05/27 狼と香辛料 : ライトノベル関連
![]() | 狼と香辛料 (電撃文庫) (2006/02) 支倉 凍砂 商品詳細を見る |
◇レビュー ★★★★☆(4/5)
「わっちは賢狼ホロじゃ。」
豊作の神”ホロ”と商人”ロレンス”の旅物語です。
商人という視点が珍しい作品です。
貨幣流通などの経済的な要素も多いので、
途中小難しい展開になったりもします。
この難解な雰囲気が世界観を上手く引き出していて、
中世の落ち着いた感じが良く出ています。
安定した世界観以上にこの作品には、キャラの魅力があります。
特に、独特の言い回しをもつホロと、
言葉数のすくないロレンスの掛け合いは癖になるほど面白いです。
ロレンスが、文字通り”賢狼”であるホロの裏をかこうとして
何度も失敗するあたりがなんかイイです。
世界観が安定した作品を読みたい方、
キャラ同士の面白い掛け合いが好きな方にオススメです。
◇補足
8巻まで発売
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